2013/08/19  8:55 撮影(パノラマ写真加工)
佐倉市立白銀小学校



今日、2013年8月19日(月曜日)は佐倉市立白銀小学校にきました。
影絵公演の会場は2階の「音楽室」で、午前10時開演予定です。 


白銀小地域教育計画推進委員会とPTA共催の「白銀っ子サマースクール講座」に、
「影絵塾9」が初めてエントリーし、今日の公演となりました。

昨年のサマースクール講座は、古事記の世界、ロケット博士を目指そう、裏千家茶道教室など
全部で14の講座があったそうです。今日の講座は「英語教室」のあと「影絵」でした。


≪影絵公演、本日のプログラム≫
① 手影絵
② 影絵劇「雨を降らせた竜」
③ 影絵劇「三まいのおふだ」


やぎさんのおうち」は、この時刻(8:58)陽が当たるので、
日陰につながれていたのでしょう。猛暑のさなかですからね…

 正面入り口のところにありました。9:01 現在です。
 佐倉市には印旛沼などの恵まれた自然と原始・古代からの歴史、城下町として培われた文武両面にわたる文化があり、そして、好学進取の精神に富み優れた業績を残した先覚者がいます。

 このような佐倉の自然、歴史、文化、ゆかりの人物について学び、将来に生かすことが佐倉学です。(佐倉市ホームページより)
 こちらのポスターは「白銀小学校地域教育計画推進委員会」作成のものです。いろいろ活動されていますね。

 胸のところに「影絵塾9」とあるTシャツを着て校内にいましたが、生徒さんや保護者の方々と気軽に、気持ちよくあいさつを交わすことが出来ました。
 「世界の大音楽家」のまえで、影絵の人形を準備しています。
 今、9:11 です。
 開演まではあと50分ほど。

 スクリーンの組み立てや、人形の点検、パソコン・プロジェクター・音響装置の調整など、準備の真っ最中です。
 パソコンの向こうの白い発泡スチロールの箱の上に置いてあるのがプロジェクターです。

 スクリーンは右側です。
 手前が「雨を降らせた竜」で使う人形、向こうが「三まいのおふだ」の人形です。


 ここは「音楽室」です。洋楽器のほかに、種類の異なる日本の伝統的な「太鼓」もありました。一つはお能や歌舞伎等で使用されるものと同じだと思います。
 教頭先生と最終の打ち合せ。

 会場の準備もだいぶ出来ました。時刻は 9:23 で、開演前37分。
 準備ができた段階で、本番前のミーティングが始まりました(9:55)。
 サマースクール講座なので、参加者の出欠を確認してから着席します。

 今年、海へ行った人! 山へ登った人! ……

 おじさんの呼びかけに手を上げて答えてくれています。時刻は 10:02 で予定通りの進行です。

 開演にあたり、会場のみなさんと和やかに、コンタクトをとっておこうと思います。
 みなさ~ん、これに光を当てるとどんな影ができますか?

 〇 い、かげ !!!

 じゃ、このカンを斜めにすると?

 「ながしかく !」
(ちょっと時間がかかったかなぁ)
 手影絵の始まりです。

 最初は「あわて床屋」。
 ビデオ映写(BGMあり)に沿って演じますので、時間が限られています。

 あわてずに…。
 「でんでんむし」だけでなく、演技者の顔の表情も大切です。
 こちらは「はと」。

 小道具は使いません。左側の人の右手の指は、ハトの尾になります。
 「蛙の親子」

 お母さんカエル(写真の左)が少しボケているのは、影を大きくするために演者がスクリーンから少し離れているからです。
 手影絵はこれでおしまいです。

 「うさぎ」さんできますかぁ?
 うさぎさんのできるおじさんの登場です。

 これで「うさぎ」 ?????

 それでは確かめましょう。

 おじさんのうさぎは左側です。もう一匹のうさぎも登場。
 ここからは影絵劇「雨を降らせた竜」の画面です。映像とスクリーンのサイズ合っていませんが……
 写真の右側から「龍角寺」、「龍腹寺」、「龍尾寺」です。

 地図等はこちらを。
 本番中の舞台裏(スクリーンの後ろ)の様子です(写真は実際より明るく処理されています)。
 こちらも。
 スクリーン上ではこのように鮮明に影が投影されています。背景はビデオに取り込んであります。
 みなさん熱心に観てくれています。
 人形を操作する人は中腰や膝をついた姿勢で、頭が出ないように…。
 おや、だれかの頭が。中腰の姿勢は、やはり少しキツイようですね。
 これより「三まいのおふだ」。

 こちらもちょっと文字が欠けていますが…。 
 膝を着いたり、座り込んだり…。人形操作もなかなか体力が要るんですよ!

 教室はエアコンが効いていて、助かりました。
 私は優しいおばさんよ!

 会場からは、「あれ、山姥(やまんば)だよ!」 と。
 障子に映る山姥を表現しようとしています。
 膝をプロテクトするものが必要ですね。みなさん着けています。
 ビデオ映像を観ながら出番や人形の操作を行います。LIVEですからやり直しができません。
 登場する人形になりきって演じる必要があります。
 そろそろ終盤。

 和尚さんの冷静さが見せ場です。
 人形も角度をつけたりして、いろいろ操作の工夫をします。
 本日の公演から新たに登場した「分かれ竜」です。何代目になるでしょうか、覚えていませんが…。
 スクリーン上で見る人形の影と、実物ではイメージが違いますよね。人形はみな設計図のない手作りです。
 みなさ~ん、影絵の「講座」はどうでしたか…?
 猛暑の中、お疲れでした。気を付けてお帰り下さい。
 さあさあ、あとひと頑張り。
 あわてて片付けると、次の公演時に差し障ることも。

(11:25)
本日の影絵講座も無事終わりました。

教頭先生からは、
スクリーンが立派で、映像もとてもきれいなので、
子供達はびっくりしたようです、と。


小学校のサマースクール講座にエントリーしたのは初めてです。
高学年も受講していましたし、保育園や幼稚園とは当然反応も異なります。
影絵ですから、スクリーンに映る映像の美しさは、
観客をひきつける重要なポイントです。

そのためには、しかるべき装置も必要で、
「公益信託『佐倉街づくり文化振興臼井基金』」には感謝しています。

教頭先生からは好意的なコメントをいただきました。
ありがとうございました。